役職者対談interview
SMILE SOL 役職者対談
常務取締役
氏家 竣
代表取締役 社長
藤原 哲也
常務取締役
町田 翔太
役職者の歩み
ーー普段話すような感じで構いませんので、
オフィシャルサイトをご覧の皆様にお伝えしたいことをお話しして貰えればと思います。
理念の成り立ちについて教えていただけますか?
藤原代表:2010年の創業時に、会長から「考え方について」まとめたA4用紙1枚を貰ったのですが、
その内容に共感して、これをブラッシュアップしていこうと考えました。
2度ほどブラッシュアップを行い、現在のものにたどり着いています
「SMILESOL」は「太陽のような笑顔」という意味で、キーワードは笑顔です。
この笑顔を大事にする考え方は、14年間変わらずに続けてきています。
理念については、常務二人と話し合って、ブラッシュアップをし、
具体的な行動や考え方を膨らませていきました。
ーー町⽥常務の紹介
町⽥常務:現在、⼊社して12年⽬になりました。
はじめは最低賃金705円のアルバイトからスタートしたのですが、
それまで勤めていた美容師を辞め、キャリーバック⼀つで札幌にやってきて、
藤原代表に出会い、当社のお店で働きはじめ、みなさんの人柄に惹かれてそのままずっと続けています。
当時は藤原代表の家に泊めて貰って生活していました。
普通はわけのわからない⼈を家に泊めたりしないですよね。
当時優しくしてくれたスタッフのみなさんへ、いまでもとても感謝しています。
プライベートも仕事も⼀緒に過ごすことができるフランクさが、SMILE SOLの強みだと思います。
ーー⽒家常務の紹介
⽒家常務:⼊社9年⽬です。⼤学⽣の時にアルバイトとして働き始めました。
北海道大学出⾝で、在学中にアルバイトをしているなかで、親切に接して貰えたことで
居⼼地の良い職場だと感じ、このまま勤め続けようと思いました。
大変な時期もありましたが、ここまで私がやってこられたのは、
SMILE SOLのみなさんの人柄があってこそだと思っています。
藤原代表:SMILE SOLの居⼼地の良さの根本は「⼈を⼤事にする」というところにあると思います。
従業員同⼠の仲が良く、プライベートでも親しくなって、よく一緒に遊んだりもするのですが、
この社⾵が居⼼地の良さにつながっていると思います。
ーー新しい役員体制になって、何か変えていきたいことはありますか?
藤原代表:私自身は「スピード&チェンジ」という考えで取り組むようにしています。
問題があったときに後回しにせずに、速攻で変革していく。
放置しているうちにどんどん事態がわるくなっていったりしますからね。
新しい役員体制になったことをきっかけに、
これをどんどん浸透させていきたいと思っています。
ーー困難を乗り越えたエピソードについて教えてください。
例えばコロナの時期はどうでしたか?
⽒家常務:コロナの時期にはいろいろなことに挑戦しました。
お酒を出せないことになってしまったので途方にくれたこともありましたが、
居酒屋の中でスーパーマーケットを開き、野菜を仕⼊れて店内でディスプレイしたり、
プリンを作って販売したりしていました。
成功したかどうかはともかく、⾊々なことに挑戦させて貰ったと思います。
パン屋やおにぎり店、ラーメン店、しゃぶしゃぶ店など、やってみると試⾏錯誤の連続でした。
居酒屋にしか勤めてこなかった自分に、いろいろな経験を積ませて貰えてありがたかったです。
町⽥常務:コロナの時期はお弁当を作っていました。本気でお弁当屋さんの気持ちになって
取り組みました。ずっと居酒屋という同じ業態で働いてきたので経験はありませんでしたが、
学ぶつもりで続けて行こうと思い取り組んでいました。
普段やらない仕事を続けていくのは⼤変でしたが、
それでもスタッフが頑張ってくれる姿を⾒て、がんばって続けていこうと思いました。
私自身の学びになったのか、様々な挑戦をしたことで、自分自身の取り組み方が変わり、
会社から守られているという感覚から、主体的に動かなければならないという
想いになっていきました。この頃の経験がいまの私を作り上げていると思います。
藤原代表:私個人として、コロナの時期よりも大変だったのが、
2017-2018年頃に会社を⼤きくしたいという意向があり、1年で4店舗、2年で8店舗を
出店していた頃です。
3カ月に1店出すような形で、業界でもまるで大手のような出店の仕方をしていたのですが、
この時期は店舗の⽴ち上げに追われて寝る暇もなく、過去で⼀番キツかった時期だったと思います。
恐らく4-5ブランドほどあったと思いますが、複数の業態・ブランドでの出店を進めていて、 これも大変だと思うところのひとつでした。
会社としてはどのようなブランドが当社にとって相応しいかを試すような時期だったのですが、
このとき売上の打率的に勝算のあった、さぶろうとてっちゃんという2大ブランドが、
後の主軸ブランドになっていきました。
いつも「ここにこういうお店があったらいいな」というお客様の目線を意識して出店をしているのですが、だからこそうまくいくと、愛されるお店を作ることができてよかったと感じることができますね。
ーーFC展開について教えてください。
藤原代表:フランチャイズについては、会社の理念を理解して貰える⼈、笑顔を⼤切にしていることに共感してくれる人、ひとりでも多くの人の笑顔を作るためにフランチャイズをするという想いを汲み取ってくれる人、このように考えてくれる人と⼀緒に進めていきたいという想いでいます。
なんでもかんでもマッチングして進めるのではなく、
会社の理念を理解してくれる⼈に、フランチャイズをして貰いたいという気持ちで考えていました。
ーー藤原代表の⼊社のご経緯について伺えればと思うのですが
藤原代表:2010年、25歳の時にアルバイトとして⼊社しました。
それまでは建築業で働いていて、7年間鉄筋屋をしていました。
その頃建築業界では仕事がなくなり、千葉県に出稼ぎに出たりなどしていたのですが、
東日本大震災を経験したことで、自分はいつ死んでもおかしくない、死んでしまったら後悔する、という想いから、⾃分の好きなことをやりたいと考えました。
そこで居酒屋での接客がしたいと思うようになり、転職を決意しました。
様々な飲⾷店の面接に応募し、ことごとく落ちてしまっていたところ、
会⻑の会社に出会い、その⽇に採⽤され、翌⽇から働き始めました。
自分よりもずいぶん若い18歳の⼦に怒られて、
挫折しそうになったこともありましたが、
私の誕生日の日、会長から「なにか欲しいものは」と聞かれて
「物はなにも要らないので、社員にならせてください」といったところ、
その日から社員にして貰うことができました。
1年ごとに出世していき、その後、部⻑へと昇進し、
29歳の頃に副社⻑にして貰いました。
現在、会長の小川から社⻑へ任命していただき、9年⽬を迎えています。
ーー最後に伝えたいことがあればお願い致します
藤原代表:ひとりでも多くの笑顔を増やしていきたい。
そのために、会社を⼤きくし店舗を増やしたいと思っています。
なんでもいいからと数を増やすことより、笑顔を増やすことを⼤切にしています。
例えばてっちゃんであれば「ここにてっちゃんができてよかったよね」と、いって貰えるように、
そして笑顔になって貰えるように心掛けています。
⼈を楽しませたいという想いは、
⽴ち上げの当初から、いまなお大切にしていることです。
私は、この会社の理念の軸を作った、会長の⼩川のことを、
⼈を楽しませることに特化している人だと思っています。
飲み会や遊びに連れていって貰ったときなど、いつもそのように感じています。
私も、小川のその人を楽しませようとする想いに共感しています。
笑顔が会社の軸なので、お客様だけではなく従業員にも笑顔になって貰いたいと思っています。
現場でのコミュニケーションを⼤切にし、アルバイトのひとりひとりとも向き合います。
おそらくほかの企業よりも、スタッフの不満の解消に努めるようにしていると思うのですが、
例えば楽しくなさそうなスタッフには、どうして楽しくないのか不満を聞くようにしています。
理念のひとつ、バリューに「感動接客」とあるように、
お客様がお店に来たことで「期待通り満たされた状態」を越えた
「期待以上に満たされた状態」になることができるような、
そんな想像を超えるお店と街を、作っていくことを⼼がけています。